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2022年度、苗作り失敗

ども。朝っぱらからショッキングなタイトルで心臓がドキドキされているお客様、読者のみなさんご安心ください。取り敢えず田植え自体は何とか進んでいます。何がどう失敗したかと言うとですね、

これです。

苗箱から苗が外れないのです。

原因はこれ

苗の根っこが苗箱を貫通して苗箱の下で根っこの層を形成してしまっているのが原因です。

そして、その原因の大元は

「苗箱」

この穴がたくさん空いていて底が平面のタイプは全くプール育苗に適しない事が分かりました。しかし、コメリの担当者の話では、プール育苗専用箱との説明でした。本当かな。

紙も敷いておいたのに無視して突き破り私に散々な思いをさせています。

このガッチリくっついた苗を苗箱から外す為にベリベリと端の方から引き剥がし、ロール状にしながら剥離するのですが、そのときに均等に力が加わる訳もなく、ほんの少しでも指の力が均等でないと苗床がデコボコしてしまい結果田植え時に田植え機の爪に引っかかったり、苗送り台の上で波板のようにウネってしまい、それも結果苗が詰まってしまう現象を引き起こしてしまいました。

ダメですね。完全に苗箱の選択ミスです。

結果従来からあるダイアカットよ呼ばれる苗箱の方が苗の根の突き抜けもなく普通に田植えが可能でした。農業師匠やK男君が種まきの際に「この苗箱、根っこが飛び出して大変な事になるんだぞ」と忠告してくれたのですが、まぁやってみようと挑戦して見事玉砕した形です。(農業師匠にはこの結果はちゃんと伝えました)

なので今年は結構田んぼの苗の抜けている箇所が多くて補植が相当忙しくなりそうです。

で、無駄に30分以上の時間を費やして何とか田植え機に苗を乗せて

あ〜〜〜イライラしたわ〜〜〜〜とデータ農業中年は苛立ちを隠しきれない雰囲気でした。

今回は里の7番田の田植えで1枚2反歩(20m×100m)ほどの田んぼの田植えを行います。ここは畑からの転作なので肥料成分がありすぎるので、恐らく倒伏すると予想されており、そんなに真面目にと言ったら苗に失礼ですが、多分植えても収穫まで持たないだろうと思っています。
ですが田植えして肥料を必要とするノトヒカリを植えて土中の養分の吸出しを行い田んぼの正常化を行う為にも今年の田植えは必須なんですよね。

農水省は転作政策を推し進めていて輸入小麦の不足の懸念から稲作農家に麦に転作しろと押してきていますが、一旦転作したあとの事を考えると稲作が好きな農家にしてみたらヤナこった!!って感じなんでしょうね。田んぼに戻す際に年単位で時間が必要だったりもしますしね。隣町でも大きな田んぼが麦の田んぼに切り替わっていました。米価の切り下げ切り捨てをやられて死活問題に直面した農業法人などは他に選択の余地なしって感じなんでしょうね。プライドより何より生きることが、社員さんの給料を生み出すことが優先でしょうし、それは逆に同情してしまいますね。向こうはあくまでもビジネスですから。理想論を掲げるなら安定経営。これに尽きると思いますし。

今年は実験なんて悠長な事を言っていられる自分の置かれている状況がいかに幸せな状況かと改めて感謝してしまいます。支援してくださっているお客様や友人知人の皆さんに本当に感謝です。

さて、苗を積み終わった育苗ハウス内はこんな感じです。

まだこんなに苗残ってるんだ……絶対に余るなぁと。

それから田んぼまで移動して

出発進行〜!!

快調に田植えをしていたら

セークロー爺ちゃんがパトロールに回ってきたのでしばし歓談。

お客様の宿の女将さんが宿のインスタに載せるから待ってて!!なんて言ってたけど、いつ来るか分かんないので田植え再開。ジイジはクボタの田植え機の先進機能に釘付け。

スゲェなぁ〜〜と目を細めていました。

で、そのまま田植えするも田の端っこの方に巨大な穴があり、そこに落ちて一瞬ハマったかと冷や汗かきましたが、デフロックで一発脱出出来ました。(焦った〜〜〜〜汗)

田植えは1時間かからず終了。

女将!もう終わったよとメールしてコメリに移動。

コメリでは

イノシシ避けの電気柵一式を購入。

チーン……

まじか……

でもね、農協さんでも見積もり取ったんだけど、老舗メーカーの電気柵は本体自体の価格が高くて見積額は16万オーバー。すいません。今回はコメリさんで購入しますと担当者に告げて今回の購入に至りました。

ただ、イノシシ避けの電気柵は市が半額の負担を(6万円まで)してくれるので実際の負担額は4万7千円前後。助かるわ〜〜〜

で、電気柵一式を山に運び

近くで作業していたS一さんを捕まえて施工方法を聞いて作業開始。

ポールにガイシを取り付けて

同じくコメリで購入した掛矢でガンガン打ち込みます。

掛矢は木でできた物と、裏に鉄板が取り付けられている物があるのですが、実用性を重視して鉄板付きの物にしました。

これが結構な力で打ち込まなければいけないので、この選択は大正解でした。

ある程度打ち込みを終えたら、畦に集めておいた石の回収を行います。

ネコ(一輪車)に一杯も出てきました。嫌な石たちです。

S一さんなんて今年ロータリーの刃を曲げられたそうです。最悪ですね。

石のなくなった畝。気持ちいい〜〜。

さて、これで明日は田植え出来るかな〜と。水位のチェックと調整を行い下山しました。

水位と言えば、実は今日も途中隣町に行っていたのですが、件の女将が田んぼが海になってる!!と電話してきたので「写メせよ」と指事して送ってもらうと

おっけ〜、んじゃ水止めておいて〜と頼んでおいたのだけど、帰ってきて確認したら全開のままで「止まってねぇぞ!!」と叱られる可哀想な女将さんであった。

こんな丸い石を置くだけで丁度良い水の流入量になるという不思議。

さて田植えの準備でもしますかね。

 

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