昨日は夕方から村の神社で鎮火祭が行われました。
鎮火祭とは、火の神様に火事などの火にまつわる災いが起きませんようにと
はるか昔から行われてきたお祭りです。
昔は人間の力ではどうにもならない事が多々あったので村人は
神様に一心に手を合わせて平穏を願ったのです。
今でも火災は恐ろしいので皆さん神妙な面持ちでお祓いを受けます。
その後、神社の前に設たお釜でお湯を沸かして
宮司が祝詞をあげて
お米を投げ入れて、笹の葉でかき混ぜます。
この一連の所作が鎮火の意味があるようです。
そして、そのお湯は目の薬になると伝えられており
目の悪い村人は紙のお飾りを外してお湯に浸して目に当てます。
この繊細なお飾りは宮司が持ってきてくれます。
Hさんかなり大きい紙ですね。
私は小さい紙で
みんなで覗き込んでるのが面白かったのでパチっと。
目のお祈りが終わると再び神社の中に。
お札を貰って解散します。
みんなそれぞれに鎮火のお札を貰って持ち帰ります。
これを家の中で一番火を使う場所に貼って一年間の無事を願います。
春のとても美しい日本の伝統です。