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新米ができました

早稲品種のノトヒカリの機械乾燥米の脱穀が完了しました。
今回のノトヒカリですが、7/17にカメムシ予防といもち病の予防の為の農薬散布を1回のみ実施した低農薬米です。除草剤を散布していないので草取りは手作業で行い、カメムシ被害も軽微ではありましたが受けました。ですが、無農薬にほど近いにも関わらず価格が抑えられるメリットがあるので安全なお米を安く購入したいお客様にとっては財布に優しい仕様となっているのが特徴です。

販売予定価格は

30kg 12,960円(税込・玄米)
20kg  9,180円(税込・玄米)
10kg  5,400円(税込・玄米)
※白米に仕上げる場合はオプションの精米手数料(300円〜500円)が必要となります。

を予定しています。

慣行栽培のお米の価格と変わらない価格で低農薬のお米が手にはいるチャンスですが提供数量に限りがあります。提供開始と同時に売り切れになる場合もありますのでご理解下さい。どうしてもという方はofficeあっとまーくtazem.jpまでご連絡下さい。ご予約も可能です。(アットマークは@に打ち替えて下さい)

さて、その脱穀作業の様子です。

今回のお米は機械乾燥といって、灯油ボイラーを熱源にして人工的に熱を加えて乾燥させた物となります。熱風乾燥といい、多くの農家さんが標準的に採用している方法です。遠赤外線で乾燥させる乾燥機もあり、そちらを使うとハザ干しに近いお米が作れるようですが、やはりハザ干しには及ばない感じです。

乾燥は自分のやりたいようにやりたかったので近所のおじいちゃんの乾燥機をお借りしました。おじいいちゃんは割れ米が出ることを恐れてなかなか目標水分量まで追い込んでくれずに困りましたが、何とか乾燥は無事完了しました。

本来ですと、乾燥したモミはそのまま精米機で精米して袋に詰めるのですが、当農園では病害虫予防をほとんど行わないのでカメムシの食害による色付き米が混じります。品質に問題はないとは言っても気持ちのよいものではないので、より設備の整った精米施設を持っている農家さんのところへ行き脱穀を行います。

そのため、この大量のモミは人力でトラックに積み込んで運ばなければいけません。重労働なんてもんじゃないほどの重労働ですが、結果を考えると致し方ありません。

精米所はとても充実した装備で安心です。

手前から荒選別機→籾摺り機→選別機(未熟米除去)→色彩選別機(着色米、欠け米などの除去)→計量器の流れでモミがながれて玄米に仕上がります。

まずは荒選別機にモミを入れます。

袋に入っているモミを巨大なジョウゴに入れて投入します。

ザー

荒選別されたゴミはこんな感じで。

そして大きなゴミを取り除いたモミが脱穀機に投入されます。

そして選別機で未熟米などが取り除かれます。

ここで除去される未熟米はおおよそ10%。結構な量出ます。

確かに割れた物などが多量に混じっています。

それから色彩選別機に

色彩選別機で綺麗に選別されて計量されるといよいよ玄米の完成です。

信じられないほどの美しさですね。

この日は合計22袋、約11俵の玄米が仕上がりました。

さっそく軽トラに積み込んで移動。車庫に一旦納めたら配達です。

ちょうどお米切れて困ってたのよ!!という宿にまずは1袋。

それから実家や配達用に精米所へ。

玄米を投入して精米!!

精米歩合は標準で。

ザー

はい白米完成です。

綺麗な白米に仕上がりました。

さっそく試食です。土鍋で炊いて

うまそ〜〜〜〜

すき焼きと合わせてみましたが、余計な主張がなく、とてもすっきりした味わいで名主役、名脇役といった所でしょうか。コシヒカリより若干甘み薄めといった印象です。香りはとても爽やかで自然栽培米の特徴の草原の香りもします。そりゃそうですよね、ほとんど自然栽培米と言っても変わらないレベルの農薬使用量ですからね。

2021年9月11日18:23更新
ご希望の方はお問い合わせくださいなんて書いていたくせに、販売開始から10時間経過した本日9月11日午後6時に減農薬ノトヒカリ通常乾燥米は完売致しました。ノトヒカリに関しては、残るはハザ干し米だけです。自然栽培米の方は市場に出ないと思います。引き続き宜しくお願い致します。

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