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ハザ干し低農薬ノトヒカリの精米

いよいよ待ちに待ったハザ干しノトヒカリの籾摺り作業を行いました。
作業開始時刻は午前6時〜。
えっ?と思われるかも知れませんが、これがとても合理的な時間なんです。
今の時期はどの農家も稲刈りに忙しくて日中に籾摺り作業なんてやってる場合ではなく、1刻1秒を惜しんで稲刈りをしたいのです。
なので、稲刈りに出かける朝食前が最も効率的にも精神衛生的にも良いのです。

今回籾摺りを行う籾はこれです

これが全量お米になると良いのですが10%〜20%は減ります。
減る理由はカメムシの食害による着色米や青米、欠け米などの不良米を除去してしまうからです。自然栽培だからカメムシの食害があって当たり前という感覚は私にはなくて、慣行栽培米と対等な品質で尚且つ安全と言うのが目標なのでロスは覚悟の上です。

さて、このパレットに乗った材料籾をリフトで精米所へ入れます。

農家にはフォークリフトは必需品ですね。私も欲しい……

それでは本日も宜しくお願い致します!!

ザー。相変わらず豪快に不良米が弾かれて出てきます。

弾かれた米はこんな感じです。

見事なもんです。何となく健康そうな米も見えますが、恐らくダメでしょう。

区長さんも登場して「無農薬の米はどんな感じですかい?」とオーナーに聞いてた。

何て言ってるかは知らないけど表情からは納得している様子。
精米は1時間ほどで完了。早い早い。合計6袋の玄米が取れました。

そうなんですよ。これだけの規模のハザから取れる玄米は

たったの6袋なんですよ。

ハザ干しの作業だけでも丸一日かかっていますし、脱穀には半日かかっています。手作業による草取りは3回、3日かけています。
ね。無農薬(低農薬)ハザ干しのお米が高いの分かるでしょ。
最低賃金で見積もっても通常のお米の倍は貰わないと人件費すら捻出出来ないんです。どうかご理解をお願いします。

そして嫌な予感は的中し、この6袋は既に予約済みで市場に出せないという……楽しみに待ってていただいた皆さん、本当に恐縮です。来年は規模を拡大して対応しますのでご勘弁を。

そして精米の仕上げの作業を実施。

精米する前に最後の水分チェック。

完璧じゃないか。

それではいざ精米です。

仕上がった白米はこんな感じです。

精米歩合は標準です。これ以上磨くと味が薄くなる傾向がありますので。
本当は8分とかの方が美味しいんですけどね。

今は5時半にならないと明るくならないんですね。

今日は精米所のオーナーの稲刈りのお手伝いを午後からやらなければいけないのでこれから稲刈りに行ってきます。

それではみなさんよい一日を。

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