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田の神様登場

先日の早朝、いつも冷やかしに来る隣村のおっちゃんが登場。おーい、おーいと呼ぶので作業の手を止めて話を聞きにゆくと
珍しく神妙な面持ちで「ハザの三又は足りてるのか?」と問うので
「この1年間探しましたが結局出てきませんでした。」と答えると。
「まだこれだけ干すんだろ?」と指差す方向には1/3ほど刈残った田んぼが広がっていた。そうなんですよねと答えると、おっちゃんは「うちに三又10本ほどあるから使え」と言ってくれた。
え?買いますよ。と言うと「いつも俺がハマった時にお前さんは笑って助けてくれただろ。今度は俺が助ける番だ。三又はお前にやる。だから頑張れ」と。

本当に困っていた自分にとっては信じられないほど有難い提案だった。
思わず泣きそうになりました。

それからおっちゃんの納屋や馬屋へ行って三又を頂いてきました。

ちょっと溶けてしまってる物もあるけど、それはそれで使い道があるのでOKです。有難い。積み終わると、さぁさぁ田んぼ行って刈りな。と背中を押してくれました。
無精髭生やして土だらけの手をしたおっちゃんが田の神様に見えました。

田んぼに戻ったら今度は横棒を用意。

工事現場用の単菅です。さっさと組み立てて稲刈り再開。

後半は妻と娘も参加。

娘と運搬車に乗って田んぼの稲束を回収。
恐らく人生で一番幸せな時間の一つに数えられるほど幸せだった私。

翌日も一人稲刈り

相棒は絶好調のRJ55。そろそろニックネームつけてやろうかな。

本当に作業速度が早くて、バインダー10分、ハザがけ1時間って割合のペースでしか作業出来ないほどでした。どれだけ早いかというと

こんな感じです(インスタに動画載せました)

前半は低速作業モードですが、後半の通常作業モードで作業すると、早足でないと付いていけないような速度で刈り取ってゆきます。凄いの一言です。

さて、2反歩(20a)の田んぼ一枚に約1週間かかってしまいしたが、いよいよ最後の1条まで来ました。

それをあっという間に刈り取ってしまうクボタ君。

何とかハザに掛けて、さぁ完了!!と思ってたら精米所の親父さんから電話が……案の定「助けてくれ〜〜」と。行ってみると

あ〜〜ぁ

あちゃ〜〜〜

完全に腹がつかえています。

コンバインのお腹には籾が満タンに入っているそうな。それをヤンマーのクローラートラクターで引いて救出。フルクローラーは凄いね。牽引力が違いますわ。

で、夜は国産鰻を安く買えたのでノトヒカリで鰻丼。

翌朝は同じくノトヒカリでTKG。

美味い美味い

大粒で甘みが少ないので、こういった味を乗せる食材との相性は抜群。本当に美味しい。お客様はそのまま炊き上げて食べても凄くおいしい!!と絶賛していますが、私は寿司のシャリなどに使うと最高のお米だと思います。

コシヒカリはそのままお米だけ食べたいですけどね。お米も適材適所。最も美味しい形で食べたいものです。

来年こそは皆さんの手元にもお届けしたいと思います。

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