熱風乾燥機に一旦入れて、バーナーは点火せずに風のみを送って4時間ほど撹拌して乾燥のムラを平均化したのちにもみすり作業開始。
それでは籾投入〜〜
荒選別機から籾摺り機に投入(自動)
籾摺り後の一次選別(規定サイズより小さいサイズの玄米を除去)
凄く大量に出て泣きたくなるけど仕方ない。
一次選別が終わったら色彩選別機へ
生産速度を落として精度を上げているけど十分早い。
青米、着色米、割れ米、欠け米などはここで振り落とされる。
最後に計量器を通り
我が農園の玄米に仕上がります。
当然コストも時間もかかりますが、自然栽培米だから着色米は当たり前という考えは私の中にはありません。正々堂々と慣行栽培米のクオリティと同等かそれ以上を目指したいのです。
無農薬ハザ干しコシヒカリを終わらせたら、次は自然栽培ノトヒカリを通します。
籾袋3袋もあったので期待するも、玄米になったのは1袋半。
う〜〜ん随分落とされましたね。今年の自然栽培米はその45キロのみ。
これは……一般販売はほぼ絶望的ですね。
そして無農薬ハザ干しコシヒカリも
30袋の籾袋から生産された玄米は17袋。
予約済みのお宿への納品分の12袋を除くと5袋!!更に先行予約分が5袋……
絶望的です。一般販売どころか我が家の消費分すら残りませんでした。
申し訳ありません。期待させるだけ期待させておいて販売する米がないという状況になってしまいました。
石川県のブランド米の「ひゃくまん穀」はまだ余裕がありますのでそちらは販売のアナウンスは行う予定です。いわゆる特別栽培米より更に少ない肥料、農薬使用量で育てていますが((初期殺虫剤、初期除草剤は未使用)除草剤、カメムシ予防薬各1回)、我が農園では最も慣行栽培に近いお米です。
減農薬って言葉は販売では使ってはいけないと国が定めているようですので、私は嫌味を込めて「慣行栽培米」と書いて販売してやろうと思っています。
ただし、必ず添付する生育レコードには何月何日にどんな農薬や肥料を使ったか明記しています。
それでもやはり私としては気持ちの良いものではありませんでしたので来年から更に使用量を全体を通して落とそうと思っています。
さてこうして仕上がった無農薬ハザ干しコシヒカリ
今年入手出来なくて、来年へのご予約をいただいたお客様へは(友人知人)小さなサンプルを用意。こんなお米を作りますとの決意とともにお届け。
夜は早速試食。
綺麗ですね。
全ての粒が揃っています。慣行栽培の厳しい所と同等のクオリティです。
ハザ干しならではの濃くてパラッとした食感に、自然栽培に近い草原の香り。いいですねぇ。甘みも適度にあって良い感じです。お米だけで食べるならコシヒカリが断然良いですね。
1杯をそのまま白米でいただいたあとは
朝市の仲良し売り子の遠島さんの作ったアカニシガイや
親戚のおばあちゃんが作ってくれたナンバミソで
美味い美味いと女房と二人で食べ続けて気がついたら2合も炊いたご飯が空っぽになっていました。
来年は増産して何とか皆さんのお手元に届けることが出来たらと思います。
石川県のブランド米の「ひゃくまん穀」は販売予定ですの宜しかったら食べてみてください。熱風機械乾燥米ですが美味しく仕上がっています。