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補植を行いました

田植え機はとても便利で、ないと稲作は成り立たないと思えるほど重要な機材です。地味にブラッシュアップも繰り返されてきて最近ではGPS誘導で自動走行するモデルまで存在します。(500万円ほどするとの噂もありますが)
そんな便利な田植え機も原理的には発売当初からほとんど変わらず、苗を取って植える動作に変わりはありません。田植えに使う苗はなるべく長さの揃った物を選んで使うのですが、それでも長いものから短いものまで混じったり、床土の量によってはもろかったりして悪さをする場合があります。
その悪さとは、田植え機の苗送り機構の部分に詰まり苗を送れなくするようなトラブルです。これをやられると、その列が丸々植えつけられず情けない状態になったります。当園の無農薬栽培水田でもこれが起きて師匠に笑われました。
お前さん後ろ見てみろと言われて振り返るとこんな状態になっていました。

田植え機に乗ってる時はよそ見をせずにじっと1点を見つめて走らせるのが綺麗に田植えを行うコツなので殆ど振り返る事はないのですが、振り返ってガッカリの見本みたいな状態です。大規模農家さんは、いちいち修正(補植)している時間がないとの事で次の作業の為にこういった植え付けムラは無視するようですが、わずか5反しかない小さな農家の私たちにすれば少しでも収量が上がればとの思いで補植を行うのです。

まずはホームセンターで買った田んぼ長靴を装着して田んぼに入ってゆきます。

(これでも4000円ほどしたのですが、農協で販売している8000円の長靴は倍ほどの長さがあって快適そうです)

小1時間ほどで補植完了です。悲惨だった1列丸々抜けてしまっていた箇所も

綺麗に修正されました。先輩農家の皆さんは、稲が伸びれば気にならなくなるよとアドバイスくれますが、何となく嫌なので補植してしまいます。
荒れやすい角の部分の補植も完了しました。

気になるのが、先に補植を行なっている別の田んぼです。

左下の一角に対して補植を行なったのですが育ちが悪いというか

明らかに先行して植えてある部分と勢いが異なります。

これが師匠の言う「ドロムシ」の被害なのかな?

でもこの田んぼは慣行栽培なので植える直前に苗にかける殺虫剤は撒いているのでドロムシにはやられないはずなのですが……
無事定着すると良いのですが。少し心配です。

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