この日は前日やり残した荒起こしをやったあと、早めに起こしておかないと後々面倒な事になりそうな1枚2反のうちの地域では割と大きめな田んぼ2枚も荒起こししました。
1枚は去年ヒエにやられ放題やられた後、石灰窒素にてヒエ対策を行ったものですが、何だか違う種類の雑草が元気になっているので早めに対策としての荒起こしです。
もう1枚は去年まで畑として使われていた元田んぼで、完全に畑の畝の形状が残っているので早めに起こして馴染ませておきたかったのです。
この田んぼは肥料成分が凄いので、一応無農薬で育てますが倒伏や食味の点で問題を起こす可能性が高いのですが、何年間かかけて徐々に自然栽培と呼べるコンディションまでもってゆけたらなと思っています。
しかし、畑の耕運は大変ですね。
固い箇所とふわふわな箇所が入り乱れていて気を抜いて走ってると思わぬところで足を取られてしまいます。
あとは代かきの土引きでどこまで修正出来るかですね。
という事で当農園の今年度の作付け面積の1/3の荒起こしが完了しました。
気になって仕方なかった田んぼの荒起こしは完了したので次はビニールハウスの中のベース部分の調整に入ります。
当農園では苗をプール育苗と言って水平レベルの取れたプールの中で育てる手法で苗を育てます。
メリットとしては朝夕の水やりが不要で、水道の蛇口や揚水ポンプのスイッチをいれるだけで水やりが完了する上に、一旦水をやると5日~7日はそのまま放置していても大丈夫だという点に惹かれました。
水やりが大変で~とよく聞くので、その水やりから解放されるだけでも相当な労力の軽減に繋がるかと期待しいます。
とは言っても私はそのシャワーで育てる育苗自体が未経験なのでなんとも
比較のしようもないのですがね。
大切なのは温度管理で、ビニールハウス内の高温には注意しなければいけないという事でした。一説によると30度以下でないとダメだとも聞きます。
しかし、最低気温が4度以上ある場合はサイドのビニールを上げて通風に心がけているだけで良いそうでビニールハウスは余剰な水分を与えないための施設的な役割のようです。
メリットだらけのように聞こえるプール育苗ですが、大切なのが地面の水平レベル。
これまた一説によると±5mmと規定しているところもあるほどです。
うちの育苗ハウスの中のレベル差は約10cm。
この手前の左側と奥とで10cmダラダラとレベルが狂っているんです。
正直言ってとんでもない作業量が発生するレベル差なのです。
そのレベル差を無くして防草シートやプールを作って無事育苗が出来るのでしょうかね。
草を刈って、小型の耕運機で深い箇所は耕起しながら
レーキとレーザーでレベルを出してゆきます。
最初はクワで削ろうかと思っていたのですが、親戚の叔父ちゃんがやめとけと言うのを無視して作業してみたものの、50cmほど進んだところで耕運機を用意しました。やはり年寄りの言うことは目をつぶってでも聞かなければいけませんね。反省。
さて、私に残された時間は24時間。
果たして間に合うのか!!
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