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運命の種まき

残酷なまでに時は流れ、泣いても笑っても逃げも隠れも出来ない種まきの日になってしまいました(涙)。午前中の用事が終わったのは午後1時。近所の知人農家さん達にお手伝い要請をしてある時間は2時なので、それまでレベル出しを行おうかとも考えましたが現実的ではないので諦めてプランBの「2トン車の上で苗箱を待機させる作戦」を実行する事にしました。

種まき機は私の所有物なのですが、近所の農家さんの資材ハウスの中に置いてあります。保管が非常に悪いので今年から当農園の事務所で保管しようと思っています。

さて、その種まき機なのですが非常に高速で動作するので苗箱を入れる人、土や種もみを入れる人、運ぶ人×2の合計4人ほどが必要になります。

それでも200枚以上もある種まきを2時間程度で終わらせてしまうので、まさに文明の力としか言いようがありません。

種もみは24時間前に催芽作業という芽だし作業の為に水温15度の水に浸けてあった物を28度まで上げて1mmほど発芽させる作業に移行する予定だったのですが、水温を上げる前に種もみを確認すると……

えっ???

発芽してる???

しかもちょうど良い感じの物がほとんどです。トータルで積算温度が130度ほどになってしまったので発芽してしまったのでしょうかね。とにかく加温するのは中止にして陰干しを行なっておきました。

陰干しだけでは水分が抜け切れていないというので更に洗濯機で脱水して種まきに使えるようになります。

さて、種まきに入りましょうか。と言う前に、買ってきた苗箱をバラして紙を敷いてゆきます。プール育苗の場合は紙は敷かなくていいと言われるのですが、何せベテラン3人は聞きません(笑)念のために購入しておいた紙を敷かないと大変な事になるからと勝手に開封して敷きはじめていました。

ベテランさんたちは開封しながら「新品の苗箱なんて何十年ぶりだよ!!」となんだかとっても嬉しそう。

紙を敷いていよいよ準備完了なのですが、土の量の調整があります。

プール育苗の指南書には土は種もみ込みで厚さ1センチほどに調整せよとありますので、床土と呼ばれる苗箱に土台部分として敷く土の厚みを5mm程度にします。種もみを撒いて、上に被せる土も5mm程度にしますが、これまた先輩方は気に入らない(笑)。こんな事したらあとで大変な事になると大騒ぎして土の量を増やせと言うが、「チャレンジもしないで未来が切り開ける訳ねーだろ!!」と一蹴するとおとなしくなったので作業スタート。

お手伝いしてくれているベテラン農家で区長のK男さん。

実は種もみの水分が切れてなくて手でほぐさないとまともに流れなくなり、写真を撮る余裕が全くありませんでした。

そして、私は種まきを終えた苗箱を育苗ハウスに運び込む為に2トン車を横付けしていたのですが、ベテラン師匠が「スチームに入れなさい!!」と恐ろしげな形相で仰るのでさすがに断り切れずに今年はスチーム催芽機のお世話になる事にしました。スチームを使いたくないので種まきの時期を遅らせていたのですがねぇ。まぁ仕方ないです。老婆心満載の師匠達にはかないません。

で、全量スチームマシンに投入。

1列120枚のトータル360枚収容可能なスチームマシン。

24時間後は

あんまり変わった感じはないですね。

これにて種まきニーマルニーニーは無事終了です。

今後は無事成長するかどうかですね。
散々脅されている床土が少ないからダメだ問題はこれから結果が出ます。
失敗したら笑ってあげてください。私もそん時は笑おうと思っています。
だってねぇ。失敗を恐れていたら何も出来ないじゃないですか。
何事もチャレンジですよ。チャレンジ。

最後まで駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

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