石と言うのは江戸時代の体積を示す表示としていて
その時代は1反歩の田んぼから取れる籾の量が1石とされていたらしい。
現在は農業技術の発展と共に1反あたり3石とも言われている。
で、乾燥機の表示なんですけど
当農園の所有する最大サイズの乾燥機が30石なんですけど
普通に考えたら1町歩入るやん!!と思いますよね。
ところがです。
何だか様子がおかしいのでよくよく調べてみたら
穀物乾燥機の石表示は「重さ」の表示だと。
何だと?
ネットで調べると
「乾燥機の容量に用いる「石」は、生籾で1石=約100kgです。 本来 「石」は容積を計る単位ですが、乾燥機の場合には容量で使用されます。 1石(約100kg)の生籾が、玄米(精選後)になった場合、およそ70kgになります。」
と言う事らしい。
なので30石とか言っても3000キロ1反あたり500kgとして6反歩の量しか入らない。
15石に至っては1500キロ=3反歩入るかどうかってとこ。
昨日の田んぼは豊作だったので2反歩も入らなかった。
何でこんな面倒な表示してんのか良く分からないけど
石表示の罠に嵌って
30石なら1町歩入るぜベイベーと浮かれていた自分を慰めてあげたい。
つまり、1町歩の籾を入れるには50石の乾燥機が必要なのだと理解した。
でもまぁ何だかおかしいなと思っていたのがスッキリしたので良かったと言えば良かった。
昨日も1日籾摺りと稲刈り。
途中K男君からの救助要請で山へ。
K男君は田んぼの入り口で突き刺さっていたよ。
親戚の棟梁も頑張って刈ってた
何か変わった刈り方してんなぁ
んじゃ俺もやりますか。
ってんで入り口がやたらと深い田んぼへイン。
親方の335に比べると明らかに作業速度は遅いものの
ハマった時に大きなコンバインで引けるって気持ちの余裕がいいんだよね。
そして無事稲刈り終了。
とても良く取れたので驚いた。
600キロ超えてるかも(1反あたりの収穫量)
さて、本日も籾摺りからスタートです。
友人農家が熱中症になったとボヤいてた。
やばいね。水分補給しながら頑張ろう〜〜
なるほど。自分も何となく気持ち悪い感じででしたが、そのまま聞き流していました。というのも、今年から導入した新しい中古の乾燥機は9石と聞いてたのに、入る量がMAX900kgとあったので『???』となってた訳です。
稲刈り方はこの週末に無事終えましたが、稲が湿ってたお陰で詰まりまくり、いつもなら1日で刈ってしまうところが、今回は2日掛かりになってしまいました。
前日午前中に雨が降ってたので薄々は気付いてたのですが、可否判断はお義兄任せなので『行けるだろう』と見切り発車してエライ目に遭いました。。。
結局コンバインの整備不良もあって、まともに刈れ出したのがお昼過ぎ。今回初めて使う乾燥機なので使い方も調子も分からないので、乾燥機の容量考て半分刈ったところで終了しました。
翌朝乾燥機は無事動いてくれ、水分量設定すれば後は自動で運転してくれたので、ひと安心して残りを刈り取り午後から脱穀~選別~軽量して、今日刈った分乾燥機に収めました。
来年からは雨降ったら翌々日以降に刈る事を心に誓いました。
ちなみに脱穀機も軽量選別機も新しい中古になったので、少し省力化することが出来ました。お義父さんの生きてる限りとりあえず農家っぽい事は続けて行こうと思ってます。
まだまだ稲刈り続きそうですが、クロガネ師匠もお気を付けて作業してください。くれぐれもご安全に。
ひらぽんさん
モヤモヤしますよね。
だって石ですよ。石。
kg表示されてるなら納得しますけど
何でいきなり石で重量とかほんと意味分かりませんよね。
まんまと騙されて喜んでいました。
脱穀機いいですね。
うちのは去年親方が農協から中古で買ったサタケの3インチなんですけど
籾の擦り残しがあるので辟易としています。
色選があるから救われているものの、そのまま計量していたら
返品されてしまうレベルの話です。
今年の収穫が終わったら新型の中古でも買おうかと思っています。
コンバインも大きいの一台欲しいんですけどね。
なにせ高くて。
中古で400万とかマジでビビりますよね(笑)
農業の世界にいると金銭感覚がおかしくなりそうで恐ろしいです。
最も恐ろしいのは収益計算の結果だという噂もあるんですけどね。
黒字でありますように!!!
怖い怖い(笑)
今日は平和な1日になりそうです。