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クズ米屋さんに感謝を伝えた日

昨日、今日と二日間は私はバイトで全く農業業務には携われないのですが

昨日の朝は、富山県から来てくれるクズ米屋さんの対応を早朝から行なっていました。

年配夫婦で来てくれているんですが、とても良い方々でこのあたり一円を回っておいでます。

彼らに引き取って貰えないと、本当にとんでもない価格で引き取られてゆくので

私たち米農家にとっては欠かせない大切な存在です。

今年最後の回収は、早朝7時に到着すると言うので

その前にとお土産に渡す物を探しに行きました。

幸い「塩煎餅」があったので購入して、当農園のステータス米の

「自然栽培 ハザ干し米」を1kgパッケージングしてお渡ししました。

奥さんはとても喜ばれてしげしげとパッケージを眺めて

工夫しておられるんですねぇと仰っていました。

今回は15袋お渡しして代金もいただいて

どうか体に気をつけて来年も宜しくお願いしますとお見送りしました。

考えてみたらうちから出たクズ米は何とトータル45袋。

恐ろしい量のクズ米が出たもんです。

これが混じると等級ダウンになるので致し方ないのですが

それにしても凄い量です。

クズ米屋さんご夫婦とは、この商売はお互い様商売なので

お互い元気に来年も頑張りましょうねとお別れしました。

何とも気持ちの良いお二人がこれからも健康でありますようにと願わずにはいられません。

別れぎわに奥さんがリポビタンDを一箱プレゼントしてくれました。

前回も頂きましたからと言うと、あれは奥さんに。これは旦那さんへ。

だそうです。

ほっこりしません?(笑)

そんな人たちなんですよ。

で、今朝は集合時間の8時半まで時間があるので来年の作付けに向けての

JAへオーダーする肥料一覧を眺めています。

昨日、時間のない中チラ見した価格が頭に残ってて

1袋2万円オーバー????

1反歩あたり4万円オーバー????

と思うともはや計算不能になり

うちは5町歩で、飼料米以外だと4町歩だから……

40×4万円=160万円?

え?

これってもう作付け以前に赤字じゃん。と頭が痛くなり

どうなってんだ農協?と悩んでいました。

この際完全に堆肥を使う農業にシフトしようかとも考えるのですが

いかんせん準備不足で間に合うわけもありません。

それでもやらない訳にはいかないと決意したので隣町の

有機栽培をやっておられる農家さんに習いにゆく事にしました。

能登豚か能登牛の糞を肥料に出来たらロマンありそうで楽しみです。

それにしてもJAさん、こんなに急かさないで!!と言いたくなります。

うちはまだ肥料の在庫量を確認していませんがな。

去年まであった肥料高騰対策補助金の話は農水省側からは

一切出ていないので稲作農家には死ねと言っているんでしょうね。

本当にこの国は大丈夫なのか?と頭が痛くなる事ばかりです。

それでも何とか持続出来るように進まないといけないと気持ちを新たにしています。

頑張らないとね。

進まないといけないわ。

本業から農業部門へ貸し付けた資金は当分戻ってきそうにないと

バイトに精を出すしかなさそうです。

こんなんじゃダメなんすけどね。

1事業としては。

 

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