だんだんマニアックな内容になりつつある最近の私のブログ。
今日のタイトルなんていよいよメーカー名からスタート。
もはやお客様の理解を得られるとは思えないのですが、
農業従事者の皆さんにはとても受けが良いと思われます。
ここんとこの良い天気のお陰で順調に稲刈りが進んでいるのですが、
順調でないのがライスセンター納屋なんですね。
乾燥機がフル稼働になったのはいいんですが、
その乾燥機から2階にあるライスプール(籾の一時貯蔵庫)への搬送システムが構築中で、
乾燥機で生籾の乾燥を終わらせたはいいけど、乾燥した籾が、籾摺りの為に上げられないという非常事態宣言に近い状況でした。
必死に新システムの構築を進めてはいたのですが、なかなか思うようには進まずって感じで、昨日も朝7時半に(商業ワークが早朝にあったので)ライスセンター納屋に向かいました。
まずは2階建ての納屋の屋根にかかる牛や梁に単管パイプを吊り下げる作業なのですが、これがかなり難易度が高くて、高いは汚いわ、怖いわの3重苦の現場なんですよ。
まさに「まっさかさーまーに落ちてデザイヤー」ですよ。
2階の天井付近での作業で1階丸見えは怖いすね。
でもまぁ落ちても乾燥機に引っ掛かるかなって妙な安心感はありますけどね。
不安定な脚立の上でこんな感じに金具を吊り下げて単管パイプを吊り下げます。
結構搬送機そのものも重量がありますし、そこに通過する籾も重いですから
何箇所も控えを取って単管パイプを固定してゆきます。
梁の高さもマチマチなので寸切りも切断しながらの作業なので益々時間がかかります。
このパイプのレベル出しや何だかんだの作業にも時間がかかるんですよね。
まぁレベルだしと言っても目視程度なので大した話ではないですけど。
それでもあっちでウロウロ、こっちでウロウロと忙しない作業なんですよね。
で、何とか今回のシステムの基本となる単管パイプを張り巡らせて
全てのボルト類を本固定すると
かなりの剛性感です。
自在ジョイントなのですが、サポート類もガッチガチに締め上げているので
相乗効果ででしょうね。相当な感じです。暇ができたら振れ止めも入れるとなお良いでしょうね。
ここまできてもまだ安心は出来ず、ここから今度は先日新潟から仕入れてきたKS製版の搬送システムを組みます。
まずはタテハンから(多分「縦搬送」の略だと思います)。
チェーンをかけてダラーんとぶら下げます。
そしてお次はヨコハン(横搬送?)
送り側(この場合はタテハンですね)に差し込みの溝が付いているので接続は楽々です。
もう一本2mのヨコハンで延長して。
一旦完成。
横方向への搬送システムが予想外にダメだったので強引にヨコハンを取り付けて送ってやる方向で処理しましたが、これが大成功。
取り敢えず、パーツが手に入るまではこれで良いと思いました。
そして、お馴染みのインスタに初稼働の様子はアップ。
ご覧ください。
完璧に動作する新搬送システム。
嬉しくて嬉しくてニヤニヤが止まりませんて。
乾燥機側の不手際で搬送に時間がかかってしまいましたけど、
何より空間がクリーン。
息出来ますもん。
視界ありますもん。
静かですもん。
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
導入して本当に良かった。
このライスセンター納屋に降り積もる埃のほぼ全てがスロワー(乾燥機から送風機で勢いを付けて籾を取り出す装置)からの粉塵なんですね。
乾燥機も掃除してもキリがないくらい搬送時には汚れますし、もうそれが嫌で嫌で。
(爺ちゃん農家さん達はそんな過酷な環境で作業してるんですよ。)
搬送中ず〜〜〜〜っとニヤニヤしながら眺めていました。
それでも少しは粉塵は出るのですが、小さい扇風機1台で捌けるレベルの埃なので、そんなのは何とかなりますよね。
確かモウモウの写真あったよね。
ダメでした。アップルに携帯を修理に出した際に消されていました。
あの悲惨な絵がないのは残念ですね。
船の副船長も泣きながら降りてきましたもんね。
息が出来ませんと。
確かに。
そんな汚い環境で仕事なんてしたくないので環境改善をやってたんですよ。
決断して大正解でした。
もう2度とスロワー搬送には戻らないと思います。
1号機に付いているスロワーはオークションで売り捌こうと思います。
あんなの滅多に出ないので人気が出ると思いますよ。
何せ使用回数が極小ですから。
で、ニヤニヤの搬送が完了して2号機(30石)が空いたので、稲刈り?
いやランチだ。もう2時じゃない!!
ってんで自宅に戻り、休みだった奥さんの用意してくれたランチ流し込んで、
コンバイン運んでさぁ!!やるか!!と思った頃には既に午後3時。
3反歩は無理かな〜と思いながらも、コンバインに手を当てて「親方。今日もお願いしますね」とお願いする。
そして刈り始めるが、何だかコンバインの調子が良い。抜群に良い。
稲詰まりの原因が完全判明したので対策をしたのが完全に良い方に出た。
どんどん加速するが全然大丈夫。今までのおっそい刈り取りを嘲笑うような速度で走り抜ける親方の形見のER335。
まるで親方が後ろから手を当ててくれているようだなと思ったら視界が……
ER335はもう本当にギリギリのところで頑張ってる。
どこも壊れないのが不思議なくらいアワメーターは回ってる。
でも元気。
親方が大切にしてきたからだね。
ありがとう親方。
本当に助かってるよ。
それにしても良い天気です。
11月とは思えない気温で、昨日は機能シャツ1枚で稲刈りしていました。
稲刈りは順調に進み、1反歩クリア
2反歩目も
順調に刈り進みます。
2パッチ目の籾を乾燥機に流し込んでたら
差し入れに来た奥さんに盗撮されていました。
ノンアルはありがたいけど、盗撮してねーで記録写真と動画を撮れと指示。
ロンバックの最後の方はバンバンと叩いてあげないと残るんですよね中に。
軽トラにロンバッグ乗せて奥さんを置き去りにして再び田んぼへGo。
途中、軽トラの上のロンバッグ(籾入れ)が満タンになったんだけど、昨日は無視して刈りきる作戦を選択。
通常は満タンになった時点で乾燥機に運び入れるんだけど、時間はもう4時半。
下手にライスセンター納屋に行ってると日が暮れて田んぼに残ってる稲が湿ってしまうので作業続行。
ERは最後まで絶好調。
1度も詰まらずに作業を終えましたよ。
まじかー
3反歩刈り切れた〜〜〜〜!!!
万歳〜〜〜〜〜〜〜
で、ようやくライスセンター納屋へ行き張り込み×2回。
乾燥開始しました。
天気が良い日が続いたので水分は5%も下がりました。
灯油代に直結するので本当にありがたいです。
全てのシステムが正常に順調に動き出したのでご機嫌でご機嫌で。
夜は飲みながらヤフーオークション眺めてて、気になってたシズオカの乾燥機。
あまりにも馬鹿馬鹿しい価格で入札&応札しているのを見るに見かねて参戦。
落としてしまった……
またもや三重県。
奥さんに一緒に行く?と尋ねるも休みと合う時間ないじゃんと笑われて終了。
またボッチ旅になりそうです。
でもまぁ人に言えないような価格で落札したのでいいんですけどね。
今回のは今の乾燥機の初号機が抱えていた問題を解消する最強の武器を装備しているので期待大なのですが、もうこの時期なのでデビューは来年の秋になりそうです。(動作確認は出来そうですが)大きさは小さい18石のモデルなのですが、どうやらシリーズとしては現在の1号機の寸法ではなく2号機の一番小さいモデルという位置付けのようです。どちらにせよ、これで当農園の乾燥機は全て現行モデルに切り替わったと言うことです。
シズオカのSSE-GSシリーズは最新のラインナップではないにせよ現行モデルなので、もう発売から30年も経過した物とは全く精度や機能が違うので、とても安心できる乾燥機ラインナップになりました。あとは物の程度ですね。良い物でありますように。
親方の使っていた古いシズオカは知り合いに声をかけて引き取って貰おうと思います。
さて。
今日はね〜
市民文化祭の音響ワークなのですが、進行&責任者を仰せつかっておりまして少々緊張気味ではございますが、皆さんが楽しんで貰えるよう精一杯頑張る所存にございます。
もちろん早朝農業ワークもやりますよ。雨が降る前にね。
では。
皆さんにとって良い週末でありますように。
行ってきまーす。