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収穫の秋が近づいてきました

前回お伝えしてから随分更新をサボってしまいました。
倒伏していた自然栽培のノトヒカリの倒伏率は90%を超えて、
もはや今年の販売米としての道は閉ざされた感のある残念な田んぼです。

自宅用の分も確保出来るか怪しい状況です。
私は絶望していたのですが、先輩農家さんたちが「くず米としては売れるから大丈夫」とか何とも言えないアドバイスを下さっています。この田んぼは1反歩もないのでせいぜい取れても8袋(240kg)なのですが、くず米だと1袋3000円らしいので2万4千円の売り上げと言うことになりますね。
まぁ苗代くらいにはなるのかなぁと言った感覚ですが、厳しいですね。草取りなどに費やした時間を考えると確実にコンビニのバイトの方が儲かる計算です。
なるほどな農業は甘くないなと肌で感じています。
とは言っても絶望している訳でもなく淡々と経過を観察しながら日々を過ごしております。

四番田はこんな状況ですが、他の田んぼはというと、一番ひゃくまん穀は雑草まみれになり、二番、三番ノトヒカリは雑草があるものの生育自体は順調です。(一昨日、昨日と草取りしました。)五番のコシヒカリはもはやヒエに覆われてお米が見えません。

中干しの達人という草刈りアダプターを買って下刈り機に装着してみましたがイマイチでした。

クサネムも結構強力に繁殖しています。

これはコンバイン等を詰まらせる厄介者だという事です。

そんなこんなで、これから収穫期に向けて出来ることをやってゆこうと思います。

7月10日以降、カメムシが田んぼに入らないようにと畝の草刈りはしないよう農協さんに指導されて草刈りを止めていたのですが、いい加減カメムシも終わっただろうと言うことで草刈りを再開しました。

気持ちいいですね。やっぱり手入れの行われている田んぼは見ていて気持ち良いです。

この二番、三番田は一度だけカメムシの予防薬を散布してありますので、自然栽培の田んぼほどの被害ではないのですが、それでも通常3回散布のところを1回しか撒いていないのでカメムシにはやられています。

ですが、田んぼの外周に比べて内側はそうでもなさそうで、あながち農協さんが草刈りはしないようにと言っている指導は間違っていないなといった印象です。

私の目で見ると既に完熟したように見える稲なんですが、友人のプロ農家さんに言わせるとまだ青いんだそうです。その青い部分が2割ほどになったら収穫してよいとのアドバイスをもらいました。なかなか奥の深い世界ですね。

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